BIWAKOビエンナーレ2025 “流転〜FLUX”
2025年9月20日~11月16日
近江八幡市
オーストリアのアーティスト、クラウディア・ラルヒャーは、第11回BIWAKOビエンナーレに参加、プロジェクト“AI and the Art ofHistorical Reinterpretation - Filling Gender Bias Gaps”を発表しました。
このプロジェクトは、AIで使用される歴史的データに含まれるジェンダー特有のバイアスを排除することを狙いとしている。AIモデルは歴史的データに大きく依存しているため、このプロジェクトではAIを用いての将来の社会変化の予測がどんな結果をもたらすかを検証する。また、倫理的な問題や、AI技術を用いてデータアーカイブを補完・書き換え・再解釈する可能性についても問いかける。プロジェクトでは、AIによって生成された「歴史的イメージ」で、歴史の空白を埋めることを提案します。
クラウディア・ラルヒャーは、女性の権利およびジェンダー平等の分野における文化的プロジェクトを顕彰するベアテ・シロタ・ゴードン賞2024の受賞者です。
エヴァ・ペトリッチによる、映像、音、そしてリサイクルのレース編みを利用したインスタレーション《セカンド・スカイ・コレクティブ・ドリーム》も、BIWAKOビエンナーレに展示されました。彼女のパフォーマンスは同ビエンナーレのオープニングを飾りました。

